趣味などでアプリを個人開発している人はなかなかアクセス解析/Adの最適化配信etcに関してまで時間を割きたくない人もいると思います。
しかし最近はユーティリティツールが充実してきたおかげで、わずかな苦労でも大きなメリットを受けられるようになりました。
iOSアプリ”お手軽SPI”で使っているユーティリティツールを紹介します!!
iOSアプリ”お手軽SPI”のDLはこちらから。
FlurryAnalytics
まずはユーザ解析ツールで使っているFlurryAnalyticsです。FlurryはアメリカのWeb調査会社のようです。
SDKを組み込んでから、けっこう放置してたんですが久しぶりにダッシュボードをみてみると解析内容の豊富さに驚きました。
実装は簡単です。
headerに#import “FlurryAnalytics.h”として
[FlurryAnalytics logEvent:@"GameMode"];
これだけでイベントのログが取れます。
以下のようなデータが得られます。
・セッション回数/時間
・統計解析から推測によるユーザ情報(年齢/性別/ユーザの趣向)
・イベントログ(視覚情報;例えばトップ画面からA,Bという2つのビューに遷移できるときAに行く頻度はxx%とかの図)
・OS/ネットワーク情報
他にもセッションタイムやロケーションなども取れるようです。
詳しくはクラスリファレンスを参考に。
例えば、ある日の”お手軽SPI”の年齢と性別の推測データです。
やはり就活生向けということで22歳付近のユーザが多いですね。
これは意外!女性が多いですね。この辺はアップデート戦略、特にUI設計に参考になります。
これらの情報はどっからきてるかと言うと、この解析ツールを組み込んでいるすべてのアプリによる統計データを集めてベンチマークなどの特徴から年齢/性別/ユーザの趣向(例:music lover)などを推測しているようです。
ちなみに、推測の精度を上げたいから最新のSDKにしてね〜みたいに書いてます。
AdStir
AdStirはスマホに特化したSSPサービスです。
ざっくり言うと、複数のアドネットワークを一元管理して収益が最大になるように最適配信してくれるツールです。
昔は自分で振り分けのアルゴリズムを実装していた人が多かったような気がしますが、こういうツールがあると本当に便利です。
- (void)viewDidAppear:(BOOL)animated
{
[super viewDidAppear:animated];
self.adview = [ASTAdView requestWithAppId:@"MEDIA-******" andSpotNo:@"1" andDelegate:self ];
[self.view addSubview:self.adview];
}
andSpotNoは特に枠を追加していなければ、1です。
ビルド時に以下のエラーでつまずきましたが、原因はzip解凍ソフトにmacデフォルトのソフトでなく他のものを使っていたためフレームワークの展開がうまくいかなかったようです。***.framework > Headers > ***.h になっていれば問題ないはずです。
clang: error: linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation)
アドネットワークの追加はWebSiteの、メディアアドネットワーク設定 → 枠設定 → アカウント設定(Admobとか追加)です。
アドネットワークを追加するまでに20分くらいサイト内で迷ってしまいました。
追加完了後、配信比率はTOPからアドネットワーク比率でできます。
それから広告関連だと、AdmobSDKがver6.1になっていたので入れてみましたがビルドエラー。
“_OBJC_CLASS_$_ASIdentifierManager”, referenced from: objc-class-ref in libGoogleAdMobAds.a
“_OBJC_CLASS_$_SKStoreProductParameterITunesItemIdentifier", referenced from: -[GADOpener openInAppStore:fallbackURLString:]
StorekitとAdsupportを入れればOKですが公式サイトには書いてないみたいですね。